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Channel: 隠密麺喰い師の備忘録
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秘境ラーメンシリーズ:鹿追町瓜幕「森のオアシス くるめの里」

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森のオアシス くるめの里、クリックでオリジナルサイズ

 鹿追市街から国道274号、道道85号経由で然別湖に向かう途中、Y字分岐点左側に「森のオアシス くるめの里」がある。
森のオアシス くるめの里、クリックでオリジナルサイズ 暖簾、クリックでオリジナルサイズ

 この店舗は店主が食品スーパー在職中に建て、他人に貸し飲食店として利用していたという。食品スーパー系列のホテルで和食の料理人としての長い経験を活かして、平成15年(2003)8月、「森のオアシス くるめの里」を開業する。“くるめ”から“久留米”を連想するが、実際はお孫さんの名前から採っているそうだ。冬季でも自宅のある帯広から自家用車で通って営業しているから凄い。
 
■場所:鹿追町瓜幕西29線25-19
■営業時間:11時~15時(売り切れ次第終了)
■定休日:水曜
■駐車場:有り
店内、クリックでオリジナルサイズ 店内、クリックでオリジナルサイズ
 広い店内に、カウンター・テーブル・小上がりを配置。本棚にはコミック本、単行本がずらりと並んでいる。置物を陳列した棚もあって賑やかだ。

メニュー、クリックでオリジナルサイズ

 ラーメン、カレー、チャーハン、豚丼など、ワンコインメニューが目立つ。
●注文:味噌ラーメン(600円)
味噌ラーメン、クリックでオリジナルサイズ

 森のオアシスで採取した山菜入りの味噌ラーメンを喰う。
麺、クリックでオリジナルサイズ チャーシュー、クリックでオリジナルサイズ スープ、クリックでオリジナルサイズ

麺:縮れ中太麺(西山製麺)
具:チャーシューミニ2枚、海苔、メンマ、ナルト、フキ、ワラビ、ほうれん草、刻みねぎ
スープ:豚骨・鶏がら・昆布・香味野菜など。あっさりした味噌味。
寸評:山菜始め色とりどりの具材に見惚れる。塩蔵山菜は塩抜きして使用している。スープは味噌っぽくなく出汁と程よく馴染んでいる。見て食べて愉しめるラーメンである。
(平成26年6月21日再訪)
森のオアシス、クリックでオリジナルサイズ 森のオアシス、クリックでオリジナルサイズ
 森のオアシスには、手作りのウサギ小屋、池(水は張っていない)を配している。
黒い犬、クリックでオリジナルサイズ ウサギ、クリックでオリジナルサイズ
 番犬用の黒い犬。以前いた白い犬(けんじ君)は車に撥ねられて亡くなったそうだ。ウサギ小屋にはウサギが飼われている。

足寄町「味の龍来」

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味の龍来、クリックでオリジナルサイズ

国道241号で足寄市街から阿寒湖に向かうと、家並みの途切れた外れに大きな看板の「味の龍来(たつき)」がある。
味の龍来、クリックでオリジナルサイズ 暖簾、クリックでオリジナルサイズ

 そば屋風の物件だが、平成元年(1989)に地元のすし太郎がそば屋「ほし川」を開業している。平成5年(1993)にFC店「ロッキー足寄店」に衣替するも1年ぐらいで閉店。平成6年(1994)頃、「味の龍来」がオープンする。最初の経営者で5年、次の経営者で15年続き、今の女経営者が3代目で今年の2月に店を継いだという。

■場所:足寄町旭町4丁目
■営業時間:11時~14時30分、16時30分~19時30分
■定休日:月曜
■駐車場:有り
店内、クリックでオリジナルサイズ メニュー、クリックでオリジナルサイズ
 店内は和風レストラン風で、テーブル・小上がりを配置。店内喫煙可。辛いラーメンメニューが多い。
●注文:味噌ラーメン(730円)
味噌ラーメン、クリックでオリジナルサイズ

 あっさりさらりとした味噌ラーメンを喰う。
麺、クリックでオリジナルサイズ チャーシュー、クリックでオリジナルサイズ スープ、クリックでオリジナルサイズ

麺:縮れ中麺(西山製麺)
具:チャーシュー小1枚、ゆで卵、ワカメ、メンマ、海苔、モヤシ、刻みねぎ
スープ:さらりとしたあっさり味噌味
寸評:オーソドックスな食堂風の味噌ラーメンと思われる。さっぱりして胃にも優しい。
(平成26年6月28日再訪)

休業・廃業店舗のお知らせ

帯広市「龍門」(ラーメン屋で復活)

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龍門、クリックでオリジナルサイズ 暖簾、クリックでオリジナルサイズ

 今年の5月25日で閉店した「大衆中華龍門」が7月7日、ラーメン屋で復活した。何が出来るのか注目していたが、前店主の息子さんが「龍門」の暖簾を掲げて後を継いだ。ラーメン屋に衣替えする前に、一旦閉店という形を取ってリセットしたようだ。外の看板はそのまま残っている。

●参考記事
ミステリアスラーメンシリーズ:帯広市「大衆中華 龍門」

■場所:帯広市大通南26丁目20
■営業時間:11時~15時、17時~22時
■定休日:金曜
■駐車場:有り
店内、クリックでオリジナルサイズ メニュー、クリックでオリジナルサイズ
 店内は、厨房は別として以前とほとんど変わらず。客席はカウンター・テーブル・小上がりを配置。店内喫煙可。メニューはラーメンメイン。
●注文:みそラーメン(700円)
みそラーメン、クリックでオリジナルサイズ

 濃厚でマイルドなみそラーメンを喰う。
 
麺、クリックでオリジナルサイズ チャーシュー、クリックでオリジナルサイズ スープ、クリックでオリジナルサイズ

麺:縮れ中太麺(小林製麺)
具:チャーシュー小2枚、煮たまご、海苔、メンマ、モヤシ、刻みねぎ
スープ:濃厚でマイルドな味噌味。
寸評:ラーメン作りのベースは父親から学んだというが、先代の中華系のラーメンというよりも、札幌ラー系に近いようだ。白味噌スープはほんのり甘くマイルドであっさりした飲み口である。麺とのバランスも良く、炒めたもやしも違和感はない。
(平成26年7月8日再訪)

広尾町「お食事の店 丸美」

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お食事の店 丸美、クリックでオリジナルサイズ 暖簾、クリックでオリジナルサイズ

 国道336号で広尾市街に入ると、五叉路交差点の約100m手前に「お食事の店丸美」がある。昭和27年(1952)創業の老舗。旧店舗時代と比べると高級和食店の店構えである。音調津(おしらべつ)にも支店があったが数年前に閉店している。

■場所:広尾町丸山通北1
■営業時間:11時~20時(LO19時45分)
■定休日:火曜
■駐車場:有り

メニュー、クリックでオリジナルサイズ 店内、クリックでオリジナルサイズ
↑クリックで拡大
 落ち着いた和風の店内。テーブル・小上がりを配置。店内喫煙可。定食・丼物・麺類など各種あり。
●注文:五目ラーメン(750円)
お食事の店 丸美、クリックでオリジナルサイズ

 あっさりした五目ラーメンを醤油味で喰う。
麺、クリックでオリジナルサイズ ホタテ、クリックでオリジナルサイズ スープ、クリックでオリジナルサイズ

麺:縮れ中太麺(山畑製麺)
具:ワカメ、ナルト、メンマ、モヤシ、玉ねぎ、白菜、人参、シイタケ、ピーマン、刻みねぎ、つぶ貝、ホタテ、イカ。
スープ:あっさりした和風テイスト。
寸評:野菜の多いあっさりした五目ラーメンで後味はさっぱりしている。個人的には、このスープにモヤシは余分かも。
(平成26年7月9日再訪)

休業・廃業店舗のお知らせ

帯広市「蕎麦処 開拓舎」

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蕎麦処 開拓舎、クリックでオリジナルサイズ 暖簾、クリックでオリジナルサイズ

 今年6月2日、電信通りの高橋まんじゅう屋北側に「蕎麦処 開拓舎」がオープン。勝毎によると、同店を運営するのは「開拓舎とかち」で、道中小企業家同友会とかち支部の農商工連携部会の会員3人が設立とのこと。将来的にはチェーン展開を目指すようだ。

●参考記事
十勝毎日新聞(2014/6/6)

■場所:帯広市東1条南5丁目13番地
■営業時間:11時~15時
■定休日:日曜
■駐車場:有り
店内、クリックでオリジナルサイズ 店内、クリックでオリジナルサイズ
 シンプルですっきりした店内。入口側にカウンター・左手にテーブルを配置。客席に灰皿は置いていない。

そば製麺機、クリックでオリジナルサイズ

 カウンター奥にそば製麺機・坂東太郎が活躍。電動石臼も置いている。

メニュー、クリックでオリジナルサイズ メニュー、クリックでオリジナルサイズ メニュー、クリックでオリジナルサイズ

 大樹の大石農産が生産したそばを石臼で自家製粉し、十勝産のゆめちからをつなぎに使用した二八そば。坂東太郎で製麺。冷たいそばは細い麺、温かいそばは太い麺で提供。

メニュー、クリックでオリジナルサイズ メニュー、クリックでオリジナルサイズ メニュー、クリックでオリジナルサイズ メニュー、クリックでオリジナルサイズ

 他に、セットメニュー、肉盛りつけ麺、炙りかしわのかけ蕎麦などあり。
●注文:冷たいぶっかけおろしそば(680円)
おろしぶっかけそば、クリックでオリジナルサイズ

 冷たいぶっかけおろしそばを喰う。どんぶりに盛られた冷たいそば、薬味のおろし大根・ねぎ・わさび、とかち切干清流大根、そば徳利、てんかす、そば湯が付く。

冷たいそば、クリックでオリジナルサイズ とかち切干清流大根、クリックでオリジナルサイズ

 製麺機で打った細めの二八そば。淡褐色を帯びた麺に星が浮いて見える。大石農産のとかち切干清流大根がいいアクセントになっている。
おろしぶっかけそば、クリックでオリジナルサイズ そば湯、クリックでオリジナルサイズ
 本来は、どんぶりにおろし・薬味などをぶっかけるのだが、おろしの入った容器につゆを注いで、つけ麺方式で頂く。石臼製粉を坂東太郎で製麺した粘りのあるそばの食感とおろしの清涼感が格別なり。そば湯とてんかすを入れて締める。
(平成26年7月11日探訪)

休業・廃業店舗のお知らせ


秘境ラーメンシリーズ:広尾町字紋別「ラーメン鈴や」続篇 ☆こってり醤油ラーメン、シーフード五目ラーメンを喰う

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ラーメン鈴や、クリックでオリジナルサイズ 暖簾、クリックでオリジナルサイズ

 2代目が後を継ぎ、ミシュランガイド北海道2012特別版にも掲載された。平成23年2月から日曜が定休日になっている。

●参考記事
秘境ラーメンシリーズ:広尾町字紋別「ラーメン鈴や」

■場所:広尾町字紋別14線71
■営業時間:(月/水/金)11時~15時、18時~19時30分、(火/木)11時~15時、 (土/祝祭日) 11時~
19時30分
■定休日:日曜

店内、クリックでオリジナルサイズ

 広めの店内にカウンター・テーブル・小上がりを配置。店内禁煙。

メニュー、クリックでオリジナルサイズ メニュー、クリックでオリジナルサイズ

 写真付のメニューで見やすい。
●注文:シーフード五目ラーメン(800円)
シーフード五目ラーメン、クリックでオリジナルサイズ

 あっさり系のスープに魚介の入ったシーフード五目ラーメンを喰う。
麺、クリックでオリジナルサイズ ホタテ、クリックでオリジナルサイズ スープ、クリックでオリジナルサイズ

麺:縮れ中太麺(西山製麺)
具:イカ、海老、ホタテ、アサリ、ゆで卵、白菜、モヤシ、にんじん、キクラゲ、ほうれん草
スープ:豚骨・丸鶏で抽出したややあっさり系
寸評:13時25分入店時、既にこってり醤油は完売のためシーフード五目ラーメンを注文する。海鮮系の旨みが溶け込み、あっさりした中にもこくが広がる。魚介類の置き方に一工夫欲しい。

(平成26年7月1日再訪)
●注文:こってり醤油ラーメン(750円)
こってり醤油ラーメン、クリックでオリジナルサイズ

 当店人気癸韻里海辰討蠑潴蕁璽瓮鵑魘瑤Α

麺、クリックでオリジナルサイズ チャーシュー、クリックでオリジナルサイズ スープ、クリックでオリジナルサイズ

麺:縮れ中太麺(西山製麺)
具:チャーシャー大2枚、メンマ、ネギ
スープ:豚骨・丸鶏で抽出したこっさり系
寸評:こってり醤油ラーメンは数量限定のため12時頃には完売になるので、早めに出発して11時に入店する。基本スープよりもかなり濃厚。スープは白濁しているが、どろりとした感じではなく、こっさりした飲み口で完成度の高い一品である。大きな豚バラチャーシューも美味なり。

(平成26年7月12日再訪)

秘境ラーメンシリーズ:大樹町石坂「ラーメン専門店 赤門」

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赤門、クリックでオリジナルサイズ

 国道236号で広尾方面に向かう。大樹市街の外れから約4km走行すると石坂集落がある。広尾線が走っていたころは石坂駅があったが、廃駅(昭和62年2月2日)となった今は関連施設は残っていない。石坂という地名は開拓者の石坂善七の名前に由来する。

●参考記事
大樹・石坂善七の碑(十勝毎日新聞)
赤門、クリックでオリジナルサイズ 暖簾、クリックでオリジナルサイズ

 石坂の「赤門」は先代が昭和49年(1974)に開業し、現在は息子さんが2代目を継いでいる。旭川の「赤門本店」は先代の兄が経営し、弟の先代も一緒に働いていたそうだ。先代が独立して店舗を石坂に出店したのは先代の奥さんが石坂の出身ということが決め手らしい。旭川の「赤門本店」は平成18年に廃業し、「赤門豊岡店」のみが残っている。

■場所:大樹町石坂
■営業時間:9時30分~20時
■定休日:月曜(祝日の場合翌日休み)
■駐車場:有り
店内、クリックでオリジナルサイズ メニュー、クリックでオリジナルサイズ
 木のぬくもりの店内に、カウンター・テーブル・小上がりを配置。店内喫煙可。味噌がメニューのトップに来ている。
●注文:みそラーメン(650円)
みそラーメン、クリックでオリジナルサイズ

 秘伝の味噌ダレが人気のみそラーメンを喰う。
麺、クリックでオリジナルサイズ 豚ひき肉、クリックでオリジナルサイズ スープ、クリックでオリジナルサイズ

麺:超縮れ中太麺(藤田商店)
具:豚挽肉、鶉の玉子、メンマ、モヤシ、玉ねぎ、刻みねぎ
スープ:豚骨・鶏がら・野菜など。濃厚な味噌スープ。
寸評:濃厚な味噌スープは微かなニンニクと生姜の風味がこくと深みを出している。旭川系にしては魚だしは強くない。大樹の藤田商店の超縮れ麺はスープによく絡む。
(平成26年7月13日再訪、8月3日再訪)

上士幌町「味処 金亀亭」

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上士幌駅の変遷、クリックでオリジナルサイズ

 かつて士幌線の上士幌駅があった交通公園。
金亀亭、クリックでオリジナルサイズ 暖簾、クリックでオリジナルサイズ

 交通公園から少し東に進むと「金亀亭(きんかめてい)」がある。昭和54年(1979)10月創業の仕出し屋「蔵勝」が経営している。「金亀亭」が開業してから10数年は経っているらしい。何となく庶民には入り難い店構えである。

■場所:上士幌町字上士幌東2線234番地
■営業時間:11時~13時、17時30分~22時
■定休日:無休(日曜日は14時まで)

店内、クリックでオリジナルサイズ

 左側にカウンター、右側に小上がり座敷がある。奥が厨房になっている。仕出しの作業と併行しているやっているせいか、従業員は皆、白い作業着を着ている。店内喫煙可。
メニュー、クリックでオリジナルサイズ メニュー、クリックでオリジナルサイズ メニュー、クリックでオリジナルサイズ

 ランチタイムの日替わり定食が何と500円。豚丼が人気らしい。
●注文:しょう油ラーメン(700円)
しょうゆラーメン、クリックでオリジナルサイズ

 昔ながらのあっさりしたしょう油ラーメンを喰う。
麺、クリックでオリジナルサイズ チャーシュー、クリックでオリジナルサイズ スープ、クリックでオリジナルサイズ

麺:縮れ中麺(芳賀製麺所)
具:チャーシュー小1枚、メンマ、ほうれん草、ナルト、刻みねぎ
スープ:清湯系のあっさりした醤油味。微かな生姜風味。
寸評:ほうれん草の入ったラーメンを啜るとなぜかほっとする。あっさりした旨みのあるスープと地元の芳賀製麺との相性もなかなかいいかと。
(平成26年7月5日探訪)
●注文:日替わり定食(500円)
日替わり定食、クリックでオリジナルサイズ

 日替わり定食が気になったので後日再訪する。この日は天ぷら定食。ウーロン茶もサービスで付いて、これで500円とは旨くて安い。
(平成26年7月31日再訪)

秘境麺シリーズ古民家篇:北見市常呂町「桃源里 山乃家」

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桃源里 山乃家、クリックでオリジナルサイズ 桃源里 山乃家、クリックでオリジナルサイズ

 国道39号から国道333号に入って道なりに走行。仁頃集落で道道7号に乗り換え常呂方面に向かう。三号峠から約1km進むと左手に「桃源里 山乃家(やまのいえ)」の案内看板を確認。左折して山道を登っていくと石窯の看板が見える。
桃源里 山乃家、クリックでオリジナルサイズ 桃源里 山乃家、クリックでオリジナルサイズ
 高台に昭和初期築の古民家が建っている。その昔、この家は鯉御殿と呼ばれ、良質な地下水を利用して鯉の養殖が盛んだったらしい。ところが、この周辺で軍服毛皮用に繁殖していたミンクが野生化して鯉は全滅したという。鯉御殿は50年間放置され朽ち果てた廃屋のままだった。約10年前に内装業をしていた店主は体調を崩し、新しい生き方を模索していた頃、この古民家に出会う。家族が2年がかりで補修を加え、平成21年6月に開業した。

●参考資料
「northern style スロウ35号」(ソーゴー印刷)

■場所:北見市常呂町字登49-1
■営業時間:金・土・日・祝祭日の11時30分~(予約に合わせて営業)
■定休日:月曜~金曜
公式HP
桃源里 山乃家、クリックでオリジナルサイズ 石窯、クリックでオリジナルサイズ
 物置の横にはピザを焼く石窯が置かれている。敷地には、放し飼いにしているヤギの糞が散乱しているので要注意。
店内、クリックでオリジナルサイズ 店内、クリックでオリジナルサイズ 店内、クリックでオリジナルサイズ
 2年がかりで廃屋を再生した古民家の店内。レトロなグッズやら沖縄の民芸品が所狭しと飾っている。
メニュー、クリックでオリジナルサイズ メニュー、クリックでオリジナルサイズ
 ドリンクを含めてメニュー数は多い。一部のみ撮る。突然行って提供できるものもあるが、予約しないと提供できないものもあるそうだ。
●注文:山乃家特製沖縄八重山ソーキそば(800円)
ソーキそば、クリックでオリジナルサイズ

 スープを北海道風にアレンジした小浜島おばぁ直伝のそーきソバを喰う。
麺、クリックでオリジナルサイズ ソーキ、クリックでオリジナルサイズ スープ、クリックでオリジナルサイズ

麺:太めの手打ち麺
具:スペアリブ、ばら肉、アーサ、メンマ、紅生姜
スープ:豚骨風味のあっさりしたスープ。沖縄の海塩使用。
寸評:注文時に薬草風の冷たいお茶とガラス容器に入った湧き水が運ばれてくる。スープはぬるめの薄味であっさりしている。スープを北海道風にアレンジしたというが改良点がよく分からない。石垣島の島とうがらしを注ぐとまだ違った風味になる。麺はどちらかというと、軟らかいうどんのような食感。10年以上前に食した釧路の沖縄料理店「和楽」の沖縄そばとも違うような。スペアリブは噛み応えがあって味わい深い。確かに、自然、無添加、無農薬というこだわりは感じられる。
(平成26年8月8日探訪)

休業・廃業店舗のお知らせ

留辺蘂町「手打そば すゞき」

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手打そば すゞき、クリックでオリジナルサイズ 暖簾、クリックでオリジナルサイズ

 温根湯温泉地区の国道39号沿いに面した「手打そば すゞき」。隣には家族が経営している美容室がある。店主は、長い間地元で家具店を経営していたが、思うところあり一茶庵の手打ちそば教室に入って、平成8年に現在地でそば屋を開業する。
 
・参考資料
「隠れそば奉行が行く 北海道そば100選」(ランダムプレス発行)
■場所:北見市留辺蘂町温根湯温泉47
■営業時間:11時30分~売り切れじまい
■定休日:火曜・第3月曜
■駐車場:有り

店内、クリックでオリジナルサイズ メニュー、クリックでオリジナルサイズ

 こじんまりした店内にテーブル3卓、小上がり2卓を配置。店内禁煙。メニューはかなり絞っている。
●注文:せいろ(800円)
せいろ、クリックでオリジナルサイズ

 黒塗りの漆器に盛られたせいろを喰う。そば徳利、薬味のねぎ・わさび、そば湯が付く。

せいろ、クリックでオリジナルサイズ せいろ、クリックでオリジナルサイズ

 8年前に暖簾を潜ったときには、せいろ、さらしな、田舎そば、茶そば、ゆずきり、ごまきりなどメニューは賑やかだったが、いつの間にか絞ったようだ。
 江丹別産の丸抜きそばを電動石臼で挽いて繋ぎなしの生粉打ち。淡い灰褐色を帯びた細めの麺は細めで気品がある。ナチュラルな噛み心地と喉越しを堪能。辛めのつけ汁は通好みのすっきりした仕上がりだ。庶民には消費税導入後の800円はちょっと痛い。
(平成26年8月9日再訪)

隠れラーメンシリーズ:池田町高島「しなだ食堂」

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高島駅跡、クリックでオリジナルサイズ

 池田市街から道道237号を高島方面に向かう。信号交差点数百メートル手前で右折して高島駅跡に立ち寄る。ヤマモミジの老木付近に駅名標が見える。この駅名標は駅舎が壊された後で立てられたようだ。
高島駅跡、クリックでオリジナルサイズ 高島駅跡、クリックでオリジナルサイズ

 平成元年にJR池北線が廃止され、同年第3セクターのちほく高原鉄道ふるさと銀河線が開業。平成18年(2006)年4月、ふるさと銀河線が廃止。駅舎はすでに取り壊されて存在していない。線路の一部が残っている。高島易段創始者の高島嘉右衛門がこの地で高島農場を開設し駅名になった。
しなだ食堂、クリックでオリジナルサイズ 暖簾、クリックでオリジナルサイズ
 国道242号のバイパスが出来てから高島集落を通る車は激減したようだ。信号交差点付近に、縄のれんに「しなだ」と描かれた食堂がある。入口に防護壁のような衝立があるが風除けとのこと。「しなだストア」創業者が昭和50年(1975)に「しなだ食堂」を開業。翌年、開店時から切り盛りしていた店主が店を継いでいる。

■場所:池田町高島37
■営業時間:11時~19時
■定休日:日曜
■駐車場:有り
店内、クリックでオリジナルサイズ 店内、クリックでオリジナルサイズ
 ノスタルジックな店内に、テーブル、小上がりを配置。奥のほうに座敷があるようだ。客席に灰皿は置いていないが用意はある。
 
メニュー、クリックでオリジナルサイズ メニュー、クリックでオリジナルサイズ
 麺類のほか食堂メニューが充実。
●注文:正油ラーメン(630円)
正油ラーメン、クリックでオリジナルサイズ

昔ながらのあっさりした正油ラーメンを喰う。
麺、クリックでオリジナルサイズ チャーシュー、クリックでオリジナルサイズ スープ、クリックでオリジナルサイズ

麺:縮れ中太麺(西山製麺)
具:チャーシュー小2枚、メンマ、わかめ、刻みねぎ
スープ:とんこつ風味のあっさり味
寸評:あっさりした中にも懐かしい味わいのラーメン。高島小学校の全生徒数は最盛期には数百人もいたが、店主の話では現在は20人いるかどうかという。高島地区は65歳以上の高齢者が50%を超える限界集落で、10年後に当店もやっているのか気がかりになる。
(平成26年8月23日再訪)

休業・廃業店舗のお知らせ

池田町「麺屋 北物語」

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麺屋 北物語、クリックでオリジナルサイズ 暖簾、クリックでオリジナルサイズ

 8月12日、寶龍池田店跡に「麺屋北物語」がオープンした。もともとこの店舗は、寳龍チェーンの百番利別店として運営していたが、2代目店長のおばさんが仕事中に怪我をして平成23年(2011)夏に閉店。平成24年1月に寶龍池田店が出店するも今年3月に閉店した。「麺屋北物語」を経営するのは6月に閉店したレストラン民宿「北物語」の橘さんで、百番店長だったおばさんも復帰している。

●参考記事
十勝毎日新聞(8月19日記事)

■場所:池田町利別西町23
■営業時間:11時~19時
■定休日:火曜
■駐車場:有り
店内、クリックでオリジナルサイズ メニュー、クリックでオリジナルサイズ メニュー、クリックでオリジナルサイズ
 客席はカウンター・小上がりを配置。客席に灰皿は置いていない。今のところ、メニューは絞っている。
 
●注文:味噌ラーメン(700円)
味噌ラーメン、クリックでオリジナルサイズ

 札幌ラーメン系のオーソドックスな味噌ラーメンを喰う。
麺、クリックでオリジナルサイズ チャーシュー、クリックでオリジナルサイズ スープ、クリックでオリジナルサイズ

麺:縮れ中太麺(まるは製麺所)
具:チャーシュー小1枚、メンマ、わかめ、刻みねぎ
スープ:豚骨・鶏がら・鰹節など。見ためは油が浮いているが、飲み口はあっさり。
寸評:スープの取り方は百番時代と変わらないようだが、タレは本部直送の百番時代とは違って自家製のようだ。麺も恵庭のまるは製麺所に変わっているのが面白い。
(平成26年8月23日探訪)

上川町層雲峡「ラーメンハウス登山軒」

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ラーメンハウス登山軒、クリックでオリジナルサイズ 暖簾、クリックでオリジナルサイズ

 プロムナード・商店街の公共駐車場からほど近い「ラーメンハウス登山軒」。昭和5年に観光客や登山者のために開業した食堂が前身。熊ッ子チェーンの加盟店になっているのだが、熊ッ子チェーンお馴染みの熊のロゴマークもなければ暖簾にもチェーン名がない。壁の看板に小さく熊ッ子チェーンと表記してある程度。4代目にあたる店長は、旭川ラーメン村で姉妹店「なきうさぎ」を切り盛りしていたこともある。冬季はニセコひらふにある支店の「旭川ラーメン登山軒」に従業員揃って移動するそうだ。

■場所:上川町層雲峡
■営業期間:5月~10月
■営業時間:10時~22時
■定休日:期間中無休
■駐車場:公共駐車場(無料)
店内、クリックでオリジナルサイズ メニュー、クリックでオリジナルサイズ
 木のぬくもりを感じさせる店内に、カウンター3席、テーブル6卓を配置。客席に灰皿は置いていない。ラーメン以外にも、一品物、ご飯物が充実している。
●注文:正油ラーメン(730円)
正油ラーメン、クリックでオリジナルサイズ

 旭川ラーメン系のオーソドックスな正油ラーメンを喰う。
麺、クリックでオリジナルサイズ チャーシュー、クリックでオリジナルサイズ スープ、クリックでオリジナルサイズ

麺:縮れ中細麺(熊ッ子チェーン製麺工場)
具:チャーシュー大1枚、メンマ、刻みねぎ
スープ:豚骨、魚だしなど。油脂が広がっているが飲み口はあっさりしている。
寸評:どんぶりも熊ッ子チェーン専用の器ではない。うっすらと油が浮いていた中からほのかな豚骨と煮干のまろやかな風味が香る。あっさりした中にもこくのある一品。
(平成26年8月29日再訪)

隠れそばシリーズ:北見市端野町「そば切り 更來(さらい)」

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そば切り 更來、クリックでオリジナルサイズ

 北見市端野町にそば屋が出来たという情報を得て国道39号を美幌方面に走行。ホクレンSSのところで左折する。
そば切り 更來、クリックでオリジナルサイズ 暖簾、クリックでオリジナルサイズ

 「そば処 山せい」跡に、「そば切り 更來(さらい)」がオープンしたのは平成25年10月25日。建物の横に数台分の駐車スペースがある。

■場所:北見市端野町3区485番地3
■営業時間:[火曜~金曜]11時~15時(LO14時30分)、[土・日・祝]11時~16時(LO15時30分)
■定休日:月曜・第3火曜(月曜が祝日の場合翌日休み)
■駐車場:有り
店内、クリックでオリジナルサイズ 店内、クリックでオリジナルサイズ
 玄関で靴を脱いで入る。右手に座卓2台、左手にカウンター6席と座卓2台を配置。女性2人と男性1人の3人で切り盛りしている。
メニュー、クリックでオリジナルサイズ メニュー、クリックでオリジナルサイズ メニュー、クリックでオリジナルサイズ メニュー、クリックでオリジナルサイズ
 そばは【美】、【黒】、【更】から選べる 。【美】は、美幌産の丸抜き石臼挽き粉を取り寄せ、基本は九一で打つ(粉の状態で繋ぎを変えている)。【黒】はそば殻を挽き込んだ道産そば粉で打った黒っぽい太打ち十割そば。【更】は外国産(?)更科そば粉で打った更科そば。
●注文:ざる黒(820円)
ざる黒、クリックでオリジナルサイズ

 十割田舎そば、薬味の海苔、わさび・ねぎ、割り出汁、そば徳利、そば湯が付く。 
ざるそば黒、クリックでオリジナルサイズ ざるそば黒、クリックでオリジナルサイズ

灰褐色を帯びたそばは極太に手切りしている。黒のそば粉は殻を挽きこんでいるとあるが、見た目はさほど黒っぽくもない。そば殻は篩で取り除いているとしても、甘皮を多めに挽きこんだような色合いである。ざらざらした食感はなく、もぐもぐした田舎そばを堪能できる。鰹だし風味のつけ汁は辛めに仕上げている。ほとんどの客は辛めのつけ汁が苦手らしく、割り出汁をたっぷり注ぐというから面白い。

そばクッキーとそば茶、クリックでオリジナルサイズ

 食後に、そばクッキーとそば茶が出てくる。
(平成26年8月30日探訪)

帯広市「北海道十勝らーめん 木の葉」(移転オープン)

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北海道十勝らーめん 木の葉、クリックでオリジナルサイズ 暖簾、クリックでオリジナルサイズ

今年6月6日、アルムシステムグループの「麺屋木之葉」が知らぬ間に移転オープンしていた。場所は旧店舗から約100m西寄り、同グループの「タピオカ カフェココナ」の隣に新店舗が建てられた。店名が「木乃葉」から平仮名の「木の葉」に正式に変更している(一部、旧店時代の飾り物が残っているが)。

・参考記事
帯広市「麺屋 木之葉(konoha)」

■場所:帯広市清流西2丁目19番
■営業時間:11時~15時、17時~20時30分(LO20時)
■定休日:年中無休
■駐車場:有り
渋谷醸造味噌樽、クリックでオリジナルサイズ 十勝本別大豆使用、クリックでオリジナルサイズ
 風除室に入ると、本別・渋谷醸造謹製と書かれた味噌樽が置かれ、十勝本別大豆使用を大きくアピールしている。
食券機、クリックでオリジナルサイズ メニュー、クリックでオリジナルサイズ
 食券機で食券を購入する。合わせ味噌、黒味噌、白味噌など、「麺屋木之葉」の秘伝油そばから味噌シフトに大幅に変更しているのが窺える。

店内、クリックでオリジナルサイズ

 割と広めの店内に、カウンター・テーブル・小上がりを配置。客席に灰皿は置いていない。
●注文:合わせ味噌らーめん(690円)
合わせ味噌らーめん、クリックでオリジナルサイズ

 赤味噌・白味噌・十勝産味噌(渋谷醸造)の3種をブレンドした濃厚な合わせ味噌らーめんを喰う。ドロ系スープ。希望で割り下も用意。
麺、クリックでオリジナルサイズ チャーシュー、クリックでオリジナルサイズ スープ、クリックでオリジナルサイズ

麺:太めの縮れ麺(札幌製麺)
具:チャーシュー小1枚、煮玉子、海苔、メンマ、キャベツ、玉ねぎ、モヤシ、人参。
スープ:豚骨・鶏がらベース。赤味噌・白味噌・十勝産味噌(渋谷醸造)の3種をブレンド。濃厚なドロ系。
寸評:店長は同じだが、あっさり系のスープから大幅に変化している。帯広では珍しい圧力釜を導入し、どろどろしたドロ系スープになっている。さらに3種の味噌をブレンドし、高粘度の濃厚さでバランスの良い味に仕上がっている。おそらくトレンドに敏感な隠れたプロデューサーがいるのだろう。野菜もたっぷり入っていて、自分の好きなキャベツが入っているのがポイントが高い。変身した「木の葉」は注目株。
(平成26年9月5日探訪)
●注文:黒味噌らーめん(790円)
黒味噌らーめん、クリックでオリジナルサイズ

 キレイマメを熟成させた渋谷醸造黒味噌使用の黒味噌ラーメンを喰う。濃厚なドロ系。
麺、クリックでオリジナルサイズ チャーシュー、クリックでオリジナルサイズ スープ、クリックでオリジナルサイズ

麺:太めの縮れ麺(札幌製麺)
具:チャーシュー小1枚、煮玉子、海苔、メンマ、キャベツ、玉ねぎ、モヤシ、人参。
スープ:豚骨・鶏がらベース。渋谷醸造黒味噌使用。濃厚なドロ系。
寸評:黒味噌ラーメンは初めてお目にかかる。黒豆の表皮がそのままスープの色に表れている。ほのかな甘いドロ系のスープに麺がよく絡む。黒味噌を使用した味噌ラーメンは当に十勝ラーメンに相応しい。
(平成26年9月7日再訪)
●注文:十勝醤油らーめん(690円)
十勝醤油らーめん、クリックでオリジナルサイズ

 本別・渋谷醸造の醤油を使用した十勝醤油らーめんを喰う。
麺、クリックでオリジナルサイズ チャーシュー、クリックでオリジナルサイズ スープ、クリックでオリジナルサイズ

麺:太めの縮れ麺(札幌製麺)
具:チャーシュー小1枚、海苔、メンマ、白髪ねぎ
スープ:豚骨・鶏がらベース、濃厚なこっさり系
寸評:味噌味と違って、スープはどろどろしていない。油の浮いたこってりした味わいだが、渋谷醸造の旨みのある醤油が馴染んでこくとキレのあるスープに仕上がっている。チャーシューも柔くて美味である。スープと麺とのバランスも絶妙なり。メーカーでは極太麺なっているが、18番手(1.67mm)なので一般的には中太麺と思われる。
(平成26年9月9日、9月20日再訪)
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